2015年11月23日月曜日

Blackmagic Video Assist 実戦投入!


HDW-750+HJ11x4.7BとBlackmagic Video Assist組み合わせによる、初めてのお仕事の日。
今までは、HDCAMテープとAG-HMR10A-AVCHDによるダブル記録で運用してきたHDW-750だが、
いよいよ世間の流れに乗って完全テープレス化に挑むことになった。
今回は、Blackmagic Video AssistによるProResHQとAG-HMR10A-AVCHDの組み合わせで、
バックアップも万全にしたファイルベース記録での運用だ。
無論、まだ実績の乏しいBlackmagic Video Assistに何らかの障害が生じた場合は、
HDCAMでも記録できるようにHDCAMテープも準備しておいた。


収録は、都内の某紅葉名所における、風景と人物撮りのロケ形式。
ロケ時間は、8:30から16:30の休憩込み約8時間。
Blackmagic Video Assistは、HDW-750からのHD-SDIをProResHQ(220Mbps)で収録。
SDカードはSanDisk Extreme Pro 64GBを3枚用して、約3時間収録を行った。
バッテリーは、LP-E6 互換品バッテリー2本を持っていったが、案の定途中で力尽きてしまう。
そこで、急遽Canon 5D3のバッテリーを借り、収録を乗り切ることとなった。
1日収録するならば、やはりバッテリーは4~6本欲しいところだ。


Blackmagic Video Assistは、HDW-750のHD-SDI重畳RECタリーによる収録リモートにはまだ対応していない。
このため、HDW-750からのHD-SDI信号をAG-HMR10A経由にして、Blackmagic Video AssistのRECトリガーはT/C RUNに設定。
AG-HMR10Aの収録タイムコードをHD-SDIに重畳して、Blackmagic Video Assistを収録リモートすることとした。
これでHDCAM運用時と同様、HDW-750の各VTRボタンで、AG-HMR10AおよびBlackmagic Video Assistを収録操作をすることが出来る。
動作はレスポンスも含めて問題なし。


ロケ素材は残念ながら公開することは出来ないが、Blackmagic Video Assistは画質・動作とも無事期待に答えてくれた。
なんといっても、5インチフルHDのパネルを搭載しているので、監督を始めとするスタッフ陣用のロケモニターとしては最適だ。
モニター機能だけでも有能なのに、ProRes収録機能までついているのだから、Blackmagic Video Assistは本当にすごい。
ファームウェアVer1.1で搭載されたピーキング表示も活用し、フォーカスマンにフォーカスフォローしてもらう際のモニタとしても活用した。
あとは、収録残時間表示とHD-SDI重畳のRECトリガーに対応してくれるとありがたいのだが…今後のアップデートに期待!

○関連リンク
SONY HDW-750 テープレス化計画
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